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原発で作業をする方へ届けたい
先日、放射能についての緊急提言を紹介しましたが、
その提唱者の医師、柳澤厚生さんに
詳しい話を伺いにいきました。
柳澤さんは「高濃度ビタミンCの投与」による
被ばくの予防の論文および研究報告から、
福島原発の最前線で働く人に
その対策を無償で行いたいと、
Jヴィレッジ行きを模索してらっしゃいます。
長いですが、
ぜひ最後まで読んでいただきたく
お願いいたします!

~点滴療法研究会の会長、柳澤厚生さんに聞く。

中能 先生は、先日、福島原発の最前線で働く人に
一刻も早く「ビタミンCを」という提言を出されました。

柳澤 はい、原発事故の全容が徐々にわかり、
修復作業がかなり長引くことがみえてきた。
まずは原発で働く作業員の方々の放射線被ばく
を危惧しました。そこで、高濃度のビタミンCを
彼らに投与する必要があると思ったのです。

中能 先生から見て、原発作業員の被ばくは
かなりリスクが高いと感じますか。

柳澤 ええ、高濃度の放射線にさらされている
のは事実です。僕は放射線が専門でもないし、
まして原子炉で本当は何が起きているかは
わかりませんし、東電や保安院の発表は曖昧ですが、
ただ報道されている数値を見ると心配でならない。

中能 まさに命がけだということですよね。
生活環境も良くないといわれています。

柳澤 実は、先日も岩田レディースクリニックの
岩田美智恵先生に協力いただき、原発へ作業に行く
方々と戻ってきた方々にビタミンCを投与する
ことができました。彼らは協力企業の方々で、
Jヴィレッジに滞在し、原発では1日2時間の作業を2回、
多くて3回行うといっていました。
食事や睡眠環境はあまり良くないようですし、
当然被ばくへの不安も多く抱えていました。
問題は、彼らの健康管理や被ばく予防に関して
東電や国は一切何もしないということです。

中能 政府は事故発生後に原発で働く人々の
被ばくの上限をそれまでの100mSv(ミリシーベルト)
から250mSvに引き上げましたが、
現場の人たちは反発しているようです。
限度を引き上げればリスクが増えるのに、
安全への詳細な説明がないからです。
しかも実際には今までの累計被ばくですでに
最大で198.24mSvになっている人もいるようです。

柳澤 通常、放射線技師など職業として被曝する
放射線業務従事者でも年間50mSvが限界で、5年で
100mSvを越えてはなりません。高い被ばくレベル
だと思います。もちろん、被ばくをしてもがんに
なるかどうかはわかならい。でも、リスクが高まる
のは事実です。でも、だからこそリスクを減らす
ためにできることはするべきなのです。

中能 放射線による被ばくは、
ビタミンCを投与すれば抑えられるのですか?

柳澤 ええ。ビタミンCに代表される抗酸化物質には、
放射線被ばくの障害を強力に防ぐことが論文や
レポートなどで発表されています。そのためには、
多量のビタミンCを投与することが重要です。

中能 多量のビタミンCですか。先生方が現在がんの
治療に用いられている30~50gの高濃度のビタミンCを
点滴するのと同じ方法ですか?

柳澤 がんの患者さんの場合は、そのぐらい高濃度に
なりますが、今回の被ばく予防という観点からは、
作業前に点滴でビタミンC25gを投与し、
滞在して作業する場合はサプリメントを継続的に
摂取してもらうのが効果的だと考えます。
体内の抗酸化能力を一時的に高くしてそれをキープする
ことで、被ばくを予防しようというわけです。

中能 厚生労働省によるビタミンCの1日の摂取量は
100mgですので、一度に25gでもかなり高濃度。
副作用はないかと心配になる人も多いと思いますが。

柳澤 確かに、量を聞いて驚く人も多いですが、
25gですと、現在では健康や美容目的でも行われる濃度です。

中能 そういえば、以前私が受けたビタミンC点滴も
25gだったと思います。それが、放射能物質よる被ばくにも
効果を発揮するということなのですか。

柳澤 そうです。というのも、放射線被ばくによって
がんになる可能性が高いといわれますが、その主な原因は、
老化の原因と同じ体内の酸化。つまり、フリーラジカル
(活性酸素)なんです。放射線が体内の水に当たると
連鎖的にフリーラジカルと呼ばれる分子が発生し、
生体の分子を酸化して、細胞や遺伝子を傷つけます。
もちろん、体にはフリーラジカルを消去するシステムも
備わっていますが、大量に発生して消去しきれないと
細胞ががん化したり、進行する。そこで、ビタミンCの
強力な抗酸化作用がフリーラジカルを抑えるわけです。

中能 なるほど。体内の抗酸化力を高めておけば、
被ばくによる活性酸素を抑えることができるというわけですね。

柳澤 そうです。がんの治療が目的だと、
ビタミンCを30~60gと超高濃度にする必要がありますが、
いずれの場合も高濃度のビタミンC療法は
ほとんど副作用のない安全な方法といえます。
ビタミンCの大量投与が病気の予防に効果があることは
1970年代からわかっていました。
そして2005年に米国の国立衛生研究所などが
「超高濃度のビタミンCに抗がん作用がある」
という研究発表をして、それ以降、米国ではもちろん、
日本でも現在約400人の医師ががん治療に用いています。
ただし、実際には有効な抗ガン剤や放射線治療などと併用する
ことを薦めたり、取り入れ方は様々なので主治医とともに
よく検討することが重要です。

中能 放射能の被ばくとビタミンCに関する
研究報告はあるのでしょうか。

柳澤 はい。放射線による「外部被ばく」と
「内部被ばく」が問題になってますが、
その双方に効果的であることは動物実験だけでなく、
ヒトによる研究でも明らかになってきているのです。
英国サセックス大学の報告では、人間から採取した
分離した白血球に放射線を浴びせる研究をして、
ビタミンCが被ばく被害を最小限に防ぐことを
証明しています。
(Green MH, et al:Effect of diet and vitamin C on
DNA strand breakage in freshly-isolated human white
blood sells. Mutat Res. 1994;316(2):91-102)

そして、こちらはマウスによる実験ですが、
防衛医大が昨年日本放射線影響学会の英文機関誌
であるJournal of Radiation Research誌上で発表した論文で、
「アスコルビン酸(ビタミンC)の前投与はマウスの
大量放射線暴露による致命的な胃腸症候群を防御する」
という内容です。
(Yamamoto T et al:Pretreatment with Ascorbic Acid
Prevents Lethal Gastrointestinal Syndrome in Mice
Receiving a Massive Amount of radiation.J Radiat
Res(Tokyo).2010 Mar 25;51(2):145-56)

中能 なるほど。この防衛医大の論文の最後に、
“我々が放射線事故または核を使用したテロ等に
遭遇した直後、放射線で汚染された地域から
犠牲者の救出を行う前に、レスキュー隊の隊員がすぐに
アスコルビン酸を経口的に摂取しておくことが
重要である”と記されていますが、
だとしたら、これはまさに今だと思うのですが。

柳澤 ええ。ですから、
原発の作業員にはなるべく早くビタミンCをと思うわけです。

中能 具体的には高濃度ビタミンCを点滴する方が
いいわけですか。ビタミンCのサプリメントではだめなのでしょうか。

柳澤 点滴なら直接、血流にビタミンCが入り、
一気に血中濃度が高まり、短時間に全身に
ビタミンCが行き渡ります。ビタミンCは酸化しやすい物質で、
自らが酸化する過程で発生させる過酸化水素が、
がんのような変異細胞を殺す働きをするのです。
点滴なら1回で十分です。ビタミンCをのむのも
いいのですが、口から入れたビタミンCは腸からの
吸収率が低く、薬理学的な効果を発揮するためには、
1回に3g前後を1日に4~6回と、
大量のビタミンCを摂取する必要があります。
ビタミンCのサプリメントは数グラムを越えると
下痢をしたり胃腸に不快感がでることもあるので、
最初は1回1gを1日4回から始め少しずつ増量する
必要があります。

中能 点滴ができない場合はとりあえず
ビタミンCサプリメントをとっておけばいいのですね。

柳澤 そうですね、十分ではないですがとるに
こしたことはありません。長期滞在の場合は、
その間、に1日にビタミンC1回2g×3、
αリポ酸1回300mg×2、セレン1回200μg×2、
ビタミンE1回200mg×2、マルチビタミンなどを
一緒にのむことがお薦めです。
αリポ酸は体内にある補酵素で、強力な抗酸化物質です。
X照射による酸化物質の生成を抑制し、
臓器を放射線障害から保護すると、
放射線医学総合研究所のグループも発表しています。
(Manda K,et al:alpha-Lipoic acid attenuates
X-irradiation-induced oxidative stress in mice.
Cell Biol Toxicol.2007;23(2):129-37)

中能 αリポ酸は解毒サプリとして知られていますが、
チェルノブイリでも使われたという話を
聞いたことがあります。

柳澤 はい。汚染地域に住んでいた子どもに
αリポ酸200~400mgをのませたところ、
白血球機能の正常化、脂質の過酸化、腎臓と
肝臓機能が改善されたと報告された。
その際に、ビタミンEを一緒にのむことで効果が
上がることも確認されています。

中能 そこで先生は取りいそぎ、
とにかく無料で届けたいと思っているわけですね。

柳澤 どこまでできるかわかりませんが、
可能な限りとにかく多くの人にと
あるだけの点滴とサプリメントを持って、
この週末にJヴィレッジへ
行く予定で、申請してましたが、
急に厳しくなり医師でも入れなくなった。
確かに、この治療法が新しいものであり、
放射線障害に限定した大規模な臨床結果がないのは事実です。
でも、これまでにがん患者さんへは点滴療法も
サプリメント療法も実証済みです。

中能 原発に作業に向う方々に
投与する方法やルートはないものでしょうか。

柳澤 ご存じの方がいたら、また作業に向う方々は
一報いただきたいと思います。
みなさんのご協力をお待ちしています。

点滴療法研究会のHPは→コチラ緊急提言と参考文献などもあります。


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今回のお話は、放射線量の高い原発で働く人々の
ためのものです。いまだに内部の詳細もわからず、
解決への道筋が示されない福島原発。
その働く人々の健康を守る対策は、
本来なら国や東電が行ってほしいと思いますが、
とはいえ、柳澤先生をはじめとする点滴療法を
薦める医師のみなさんに、まずは1人でも多くの人に
可能な限りの処方をお願いできたらと思います。

また、その周辺や多くの人々が放射能への不安を
抱いていることと思います。柳澤先生によれば、
文部科学省の放射線量データなどをチェックし、
放射線量に不安を感じる場合はビタミンCを多めに
1日2~3gを2~3回に分けてとり、
できればαリポ酸を200~300mgとるなどして対策を。
東京などは現段階では、
それほど神経質になることはないと思いますが、
ビタミンCなど抗酸化サプリメントを
多めにとり健康管理を、とのことです。
ストレスでも体内の抗酸化力は落ちていきますので、
あまり考え込まずに、ときにはストレスを多いに
発散させましょう。

取りいそぎ、柳澤先生たちの
原発作業員への被ばく予防の取り組みが
広まることを祈って!
ご協力いただける場合は、メールにて
ご連絡をお願いします。
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